絶対に観ておきたいスター・ウォーズ作品
『マンダロリアン』を語るうえで絶対に外せないのは、もちろん本家であるスター・ウォーズですよね。
ご存じの通り『マンダロリアン』は、スター・ウォーズのスピンオフ作品です。そのスピンオフ作品が、本家を超える人気を獲得したのだから驚きです。
ジェダイが主人公であるわけでもなく、スター・ウォーズの代名詞とも言えるフォースやライトセーバーを駆使しての戦闘シーンもない。
なのに、何故、世界中で『マンダロリアン』は人気を獲得できたのか?
『マンダロリアン』の主人公であるディン・ジャリンの相棒グローグーが可愛すぎるから?当然、それも理由の一つでしょう。
ですが、大きな要因としては『マンダロリアン』のストーリーが、これまでのスター・ウォーズ作品の歴史に密接に関わり、スピンオフでありながらとても緻密に描かれているからではないでしょうか?
大風呂敷を広げるだけ広げて、大炎上したEp7~EP9とは比べものにならないくらいジョージ・ルーカスへのリスペクトが随所に込められています。
『マンダロリアン』だけでも充分に面白い作品なのですが、『マンダロリアン』を100%理解する為には絶対に観ておきたい作品があります。
スター・ウォーズ作品には、マンダロリアンという種族の歴史はもちろんのこと、銀河の歴史がたくさん詰まっています。
『マンダロリアン』を100倍楽しむ為に、観ておきたいスター・ウォーズ作品を重要度ごとにランク付けしてみましたので、是非とも参考にしてみて下さい。
絶対に観るべき作品
STAR WARS EP1 ファントム・メナス
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:1999年 監督:ジョージ・ルーカス
STAR WARS EP2 クローンの攻撃
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2002年 監督:ジョージ・ルーカス
STAR WARS EP3 シスの復讐
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2005年 監督:ジョージ・ルーカス
STAR WARS EP4 新たなる希望
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:1977年 監督:ジョージ・ルーカス
STAR WARS EP5 帝国の逆襲
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:1980年 監督:ジョージ・ルーカス
STAR WARS EP6 ジェダイの帰還
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:1983年 監督:ジョージ・ルーカス
Ep1~Ep6は、『マンダロリアン』だけでなくスター・ウォーズの世界観を知るうえで絶対に外すことのできない作品。
『マンダロリアン』でも登場したルーク・スカイウォーカーが、自身の父であるダース・ベイダーや皇帝パルパティーンとの激闘を経て、銀河の安寧を取り戻すまでの物語が描かれています。
グローグーの師ともなったルーク・スカイウォーカーが、銀河の平和を取り戻した後、滅亡したジェダイ・オーダーの再建を目指そうとする姿が『マンダロリアン』では描かれていましたね。
特に帝国残党の指揮官であるモフ・ギデオンからグローグーを救出する為に現れたルークの強さは異常でした。
まさにジェダイマスターそのもの。結果、グローグーはルークのもとを離れ、マンダロリアンとして生きる道を選ぶことになりますが、ルークは『マンダロリアン』でも密接に関わってくる存在。
スター・ウォーズシリーズの変遷(へんせん)もさることながら、後にディン・ジャリンの協力者として登場するボバ・フェットなども登場するので、Ep1~Ep6は必ず視聴しておきたい作品です。
ファンなら観ておきたい作品
STAR WARS EP7 フォースの覚醒
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2015年 監督:J・Jエイブラムス
STAR WARS EP8 最後のジェダイ
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2017年 監督:ライアン・ジョンソン
STAR WARS EP9 スカイウォーカーの夜明け
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2019年 監督:J・Jエイブラムス
Ep7~Ep9は、シークエル・トリロジーと呼ばれ、ルーカスフィルムがディズニーに買収されてから新たに制作されたスカイウォーカーサーガです。
三部作を通して、海外ドラマ『LOST』などのクリエーターとして知られるヒットメーカーJ・Jエイブラムスを監督、制作総指揮に据え、新時代のスター・ウォーズとして劇場公開に至りました。
しかし、満を持して公開されたディズニー版スター・ウォーズの評価は芳しくありませんでした。
突然、ポッと現れたラスボスのスノークや主人公レイや復活を遂げたパルパティーンのインフレに、ダース・ベイダーに代わるはずだったカイロ・レンのバックボーンの薄さなど、ストーリーの推進力不足がEp7~EP9を
通じて悪目立ちしました。やまぬ酷評の嵐。遂には往年のファン達が署名活動をし、「EP8以降は正典から外せ!」と抗議を行いました。
筆者自身も「なんじゃこれ?」と思い、スター・ウォーズオタクを自称しながらもEp7~Ep9は一回しか観ていません。
Ep7~EP9は駄作と言っても過言ではありません。と言ってもEP7~EP9は、スター・ウォーズの正史の物語です。『マンダロリアン』の時代設定は、Ep3の5年後であり、ちょうどEp7と中間の物語になるんです。
スター・ウォーズの全体像を把握するうえで観ておいて損はありません。
ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
制作:2021年 監督:ジョン・ファヴロー/デイヴ・フィローニ
作品のタイトル通り、この作品は賞金稼ぎのボバ・フェットを主人公に据えたdisney+で独占配信されているスピンオフドラマです。
『マンダロリアン』シーズン2では、かつてルーク・スカイウォーカーの敵として登場したボバ・フェットがディン・ジャリンの味方として再登場を果たします。
その流れで『マンダロリアン』を生み出した:ジョン・ファヴロー/デイヴ・フィローニの手によってボバ・フェットのスピンオフドラマが制作され、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』では、
ボバ・フェットの窮地を救う為に、ディン・ジャリンとグローグーが駆けつけます。くわえてドラマの中盤からは、もはや『マンダロリアン』シーズン2.5ではないかと思うほどに
ディン・ジャリンとグローグーに焦点があてられ、主人公であるボバ・フェットを食らうほどの活躍を見せます。
『マンダロリアン』シーズン2~3にかけて、重要な橋渡しとなる作品なので、未視聴の方は視聴することをおすすめします!
できれば観ておきたい作品
クローン・ウォーズ
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
シーズン1~7 話数:133話
制作:2008年~2020年 監督:デイブ・フィローニ
正直、クローン・ウォーズを視聴していないとマンダロリアンという戦闘民族について大部分は分からないと言っても過言ではありません。
クローン・ウォーズの物語は、アナキン・スカイウォーカーとそのパダワン(弟子)アソーカ・タノを軸に描かれていますが、”大粛清”前の惑星マンダロアも深く物語に関わってきます。
『マンダロリアン』シーズン3で新たなマンダロリアンの指導者となったボ=カターン・クライズを始め、マンダロリアンのシンボルであるダークセイバーなどの登場回数も多く、『マンダロリアン』を
観終わったあとだからこそ味わえる興奮があります。
正義感が強く、人一倍優しい心を持っていたアナキン・スカイウォーカーが暗黒面に惹かれていく様子も克明(こくめい)に描かれていますし、何より『マンダロリアン』の作中では拝むことのできなかった
繁栄している頃の惑星マンダロアなども知ることができて『マンダロリアン』を観る前でも後でも楽しめる作品です。
反乱者たち
(C)disney/Lucasfilm Ltd.
シーズン1~4 話数:70話
制作:2014年~2018年 監督:デイブ・フィローニ
Ep3~Ep4の時代を描いたアニメーション作品で、黎明期の銀河帝国のお話。
物語の主人公は、銀河帝国への反乱軍に所属するパダワンのエズラ・ブリッチャーです。
反乱者たちの物語でありながらも、ボ=カターンなども登場し、ダークセイバーがボ=カターンに渡る過程なども描かれています。
『マンダロリアン』で心強い味方となるボ=カターンの全貌を知るには、『クローン・ウォーズ』、『反乱者たち』の視聴は必須とも言えます!
まとめ
このサイトでは、『マンダロリアン』をより知ってもらう為に、『マンダロリアン』の虜になったあなたへ観てもらいたい作品を紹介しました。
映画9作品はもちろんのことですが、アニメーション作品の『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』たちにこそ、『マンダロリアン』を面白くするエピソードが盛りだくさんです。
話数が多くどうしても後回しにされがちですが、公開が発表されている『アソーカ』や新作映画に連なる情報が詰まっています。
『マンダロリアン』の世界観にどっぷりとハマった、あなた。この機会に、遥かかなたの銀河系の世界をもっとのぞいてみてはいかがですか?
この記事の筆者
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ペンネーム:アッキー
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