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8月31日(木)に全世界待望の実写版『ONE PIECE』がNetflixで配信開始となりました。

注目度は凄まじく、アクセスが集中するあまり一時「再生が始まらない」などのトラブルも。『ONE PIECE』といえば日本だけでなく世界中で愛される大ヒットコミック。

同じく世界中で圧倒的人気を誇る『ドラゴンボール』もハリウッドで実写映画化されたましたが、トホホな結果となり今では黒歴史となっています。

果たして実写版『ONE PIECE』の出来栄えは如何(いか)に?

本記事では、くわしい作品紹介と本当に観る価値がある作品なのかレビューをしていきます。

実写版『ONE PIECE』を本音レビュー

h2 id=”sg”>1.作品概要

視聴方法

実写版『ONE PIECE』は、動画配信サービス(VOD)Netflixで視聴することができます。

Netflix独占配信コンテンツであり、他のVOD、またはレンタル店などでレンタルすることはできません!視聴するには、Netflixに入会する必要があります。

尾田栄一郎氏お墨付き

尾田栄一郎

cONE PIECE/尾田栄一郎

実写版『ONE PIECE』は原作者である尾田栄一郎氏自身が監修して制作されています。

プロジェクトが動き出したのは2016年のこと。なんと配信に至るまで構想から7年近い歳月がかかっているとか。

エグゼクティブプロデューサーを務める尾田栄一郎氏は、コメントレターでアツい想いを綴っています。

”ONE PIECEが世界に向けて踏み出せるチャンスはこれが最後だと思っています。やるからには自分の現役中に監修したいと思い、2016年に着工を開始しました。”

”実写版『ONE PIECE』には莫大な制作費を投入してもらっています。2023年に公開と発表しましたが、僕が納得できなかったら公開を延期すると制作陣には約束してもらっています。”

”制作陣を含め、キャスト陣が一体となり、作品への愛が満ちています!燃えてます!楽しい作品になること間違いなしです!

話数

実写版『ONE PIECE』は全8構成となっており、すでにNetflixでは全8話見放題配信中となっています。

エピソード

●第1話:ROMANCE DAWN (1時間4分)

●第2話:THE MAN IN THE STRAW HAT (55分)

●第3話:TELL NO TALES (58分)

●第4話:THE PIRATES ARE COMING(1時間2分)

●第5話:EAT AT BARATIE! (51分)

●第6話:THE CHEF AND CHORE BOY (54分)

●第7話:THE GIRL WITH THE SAWFISH TATOO (58分)

●第8話:WORST IN THE EAST (49分)

2.キャスト

実写版『ONE PIECE』の世界を彩るキャスト達を紹介します。

日本語吹替版ではなんと・・・アニメと同じ声優達がキャスティング♪

キャスト

cONE PIECE/尾田栄一郎

●モンキー・D・ルフィ
 イニャキ・ゴドイ(吹替:田中真弓)

●ナミ
 エミリー・ラッド(吹替:岡村明美)

●ロロノア・ゾロ
 新田真剣祐(吹替:中井和哉)

●ウソップ
 ジェイコブ・ロメロ・ギブソン(吹替:山口勝平)

●サンジ
 タズ・スカイラー(吹替:平田広明)

●シャンクス
 ピーター・ガディオット(吹替:池田秀一)

●ミホーク
 スティーヴン・ウォード(吹替:掛川裕彦)

●ゴールド・ロジャー
 マイケル・ドーマン(吹替:津嘉山正種)

●ガープ
 ヴィンセント・リーガン(吹替:中博史)

●バギー
 ジェフ・ウォード(吹替:千葉繁)

●コビー
 モーガン・デイヴィス(吹替:土井美加)

●ヘルメッポ
 エイダン・スコット(吹替:永野広一)

●アルビダ
 イリア・アイソレリス・ポーリーノ(吹替:松岡洋子)

●モーガン
 ラングレー・カーウッド(吹替:銀河万丈)

3.実写版『ONE PIECE』はどこまで?

すでに全8話がNetflixで一挙配信されている実写版『ONE PIECE』ですが、”アーロンパーク編”までの内容となっています。

単行本ちょうど12巻あたりのストーリー。”東の海(イーストブルー)”最強の敵との戦いを終えて、シーズン1はフィナーレを迎えます。

“東の海(イーストブルー)”編でルフィ達の前に立ちはだかる、アルビダやモーガン、バギー、クロ、アローンなど次々にヴィランが登場し、

物語の序盤なれど見応えは充分♪

他にゴールド・ロジャー、シャンクス、ガープ、ミホークなどなど忠実に再現されたキャラクター達が登場します。

4.実写版『ONE PIECE』の本音レビュー

本音レビュー

見事に凝縮されたストーリー

壮大な『ONE PIECE』の世界観を再現するうえで筆者がもっとも危惧(きぐ)していたのは、キャスト陣の再現度よりドラマ自体の尺の都合で

ストーリーが薄くなってしまい、作品の深みがなくなってしまうのではないかということでした。

実写版『ONE PIECE』は、全8話で単行本の12巻にあたる”アーロンパーク編”まで描かれています。12巻分といえば、相当なボリューム。

全てのシーンを丁寧に再現していては、到底8話でまとめることは不可能です。

ですが、実写版『ONE PIECE』では、原作からカットされたシーンはあったものの、ルフィの祖父であるガープを序盤から登場させたりと

スピーディーかつ原作ファンを沸かせるような配慮がなされていました。

原作ファンからすれば、制作の都合上、カットされたシーンがあるので物足りなさを感じる部分はあるかもしれませんが、初見の方でも充分に楽しめる内容になっていました。

迫力満点のアクションシーン

『ONE PIECE』といえば、ド派手な必殺技が炸裂するアクションシーンが見応えですよね。

実写版ではCGと”悪魔の実”の相性が良く、ルフィの”ゴムゴムの実”の能力が忠実に再現されていました。

ルフィだけでなく、ゾロの殺陣(たて)のシーンも日本の清廉された時代劇さながらの迫力が・・・

アクションシーンだけでも一見の価値アリです♪

物語を彩るヴィラン達

『ONE PIECE』で登場するヴィラン達は、バギーや魚人族のアローンなどコミックやアニメだからこそ成立する浮世離れしたキャラクターデザインが印象的。

一歩間違えば、チープなコスプレまがいの仕上がりになりかねません・・・

しかし、実写版『ONE PIECE』ではバギーは見事に実写でしか再現できないおどろおどろさが表現され、実写ならではの強みが生かされていました。

アーロンにかんしては、もっとガタイを大きくして”東の海(イーストブルー)”の覇者感を全面的に押し出して欲しかったのが本当のところ。

豪華な日本吹替版

実写版『ONE PIECE』では、アニメを担当している有名声優達の日本語吹替版が楽しめます。

アニメと同じ有名声優が吹替を担当している為、すんなりと物語に没入できるのはグッドポイント♪

ですが、それならアニメで良いのでは?と思ってしまったのが本音。ゾロを演じる新田真剣祐にアニメ版の声がアテレコされている違和感も払拭できませんでした。

レビュー総評

尺の都合上、端折られていたシーンが多々あったものの、序盤からガープを登場させたり、原作にはなかったバギーとアローンの絡みがあったりなどして

実写版だけのオリジナルシーンが追加され、上手く物語が補完されていました。

序盤からガープを登場させたのは、シーズンの継続を意識させた構成なのか?ともあれ莫大な制作費を投じられているだけに、作品そのものに安いっぽい印象を受けることはありませんでした。

原作の改変はあったものの、実写版『ドラゴンボール』のような改悪と呼べるものではなく、途中でリタイアすることなく全8話視聴することができました。

5.シーズン2への継続は?

配信開始から話題となり、世界から早くも絶賛の嵐の『ONE PIECE』。

配信してから間もないですが、反響の大きさから鑑みれば実写版『ONE PIECE』は成功と言えるでしょう。

すでにシーズン1を完走した猛者(もさ)の方も大勢おり、早くもシーズン2への継続を望むファンの声が多く挙がっています。

一話ごとに26億円の制作費を投じるなど、配給元であるNetflixからも実写版『ONE PIECE』への期待が窺えます。

現在、公式からはシーズン2制作の発表は残念ながらありません。

ですが、同じくNetflixで看板作品となっている『ストレンジャー・シングス』、『イカゲーム』、『ウェンズデー』などの作品はシーズンが継続しているか

すでにシーズン継続が発表されています。

このまま順調に実写版『ONE PIECE』が再生回数を伸せば、シーズン2への継続も充分に有り得るでしょう。

6.まとめ

日本の宝とも言える『ONE PIECE』の実写化には、筆者も含め多くのファンの方が不安を持たれていたのではないでしょうか?

いざ、視聴してみるとドラマとして良くまとまっており、魅入ってしまっている自分がいました。

単に『ONE PIECE』を実写化してお金を得ようとしているのではなく、制作陣、キャスト陣から『ONE PIECE』に対するリスペクトを感じることができました!

シーズン2への継続を期待しています♪

この記事の筆者

ペンネーム:アッキー

showbuzz専属ライター。

VOD配信作品、劇場公開作品、考察記事などを中心に執筆。

実写版『キングダム/運命の炎』の記事がバズる。

※この記事は、2023年9月に作成したものです。