HOME配信済み作品ネタバレ解説一覧「ポケモンキミにきめた!」のネタバレ解説

ポケットモンスター キミにきめた!」のストーリーをネタバレ解説していきます!

1.概要

ポケモン映画作品の記念すべき第20作目となっている作品がこちらの「ポケットモンスター キミにきめた!」です。

こちらは、テレビアニメの最初の方にホウオウが出てきた際に、友情を深めたばかりのサトシとピカチュウの頭上を

ホウオウが飛んでいくというシーンで、サトシが「いつかアイツに会いに行こう」と言ったシーンがあります。

本作では、そのシーンの続きとなるストーリーを完全オリジナルで作られたストーリーとなっております!

これは、サトシとピカチュウが出会ってから、冒険をしていき、唯一無二のパートナーになるまでの成長物語です。

2.キャスト情報

サトシ:松本 梨香

ピカチュウ:大谷 育江

マコト:佐藤 栞

ソウジ:本郷 奏太

ボイジイ:古田 新太

ジョーイ:中川 翔子

マーシャドー:山寺 宏一

クロス:逢坂 良太

3.ストーリー内容

こちらはネタバレを含む内容となっておりますので、ご注意ください。

3-1.はじまり

ポケモンマスターを目指すマサラタウンのサトシという少年は10歳の誕生日を迎えようとしていた。

その町では、10歳になるとオーキド研究所から初心者用ポケモン(フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ)のうち、

一匹だけもらい、ポケモントレーナーとして旅に出ることができるのであった。

しかし、旅立ちの日にサトシは寝坊をしてしまい、ライバルたちに先を越され、そのいずれももらうことができなかった。

落胆するサトシだったが、オーキド博士からもう一匹の話を聞かされることに。しかし、舞い上がるサトシの前に現れたのは、問題児のポケモンだった。

3-2.ピカチュウとの出会い

サトシの目の前に現れたのは、愛らしい姿をしたピカチュウというポケモン。

その可愛さからサトシも喜び、ピカチュウに歩み寄ろうとするが、そのピカチュウは恥ずかしがり屋で人に慣れにくい性格のピカチュウだったのだ。

出会って早々、ピカチュウから電撃を浴びせられ、モンスターボールに入れようとするもはじき返して顔面に返される始末で手が付けられない状況。

なんとさらにこのピカチュウ、モンスターボールに入るのも嫌いな珍しい性格の持ち主なのだ。

最悪な出会いから始まった一人の少年と一匹のポケモン、果たしてこの先どうなるのか…

ポケモンキミにきめた!

「【公式】劇場版ポケットモンスター キミにきめた!予告1」から画像引用

3-3.ピカチュウとの友情の芽生え

信頼関係ができないまま始まった冒険。色々とサトシがピカチュウに話しかけてみたりと試みるも平行線の状態が続く。

そして道中に野生のポッポに出会い、サトシがゲットを試みるも失敗となる。

本来はそのポケモンをバトルで弱らせてから、ゲットするのが定石なのだが、ピカチュウが言うことを聞くわけもなく、サトシ自身で弱らせることに。

落ちていた石を投げたところ、ポッポではなく、近くにいたオニスズメに当たってしまったのだ。

その時、オニスズメは近くで笑っていたピカチュウが犯人だと勘違いし、ピカチュウに襲い掛かるのだが、電撃で返り討ちに!

すると、退散したと思ったオニスズメは大群で復襲に来たのであった。

数の多さにどうすることもできないピカチュウは大けがを負い、サトシ自身もけがを負い、絶対絶命のピンチ!

ピカチュウを助けるため、モンスターボールに入るのが嫌いなピカチュウにモンスターボールに入るように言い、無謀にもオニスズメからかばおうとするのであった。

「お前たちまとめてゲットしてやる!」サトシがそういい、立ち向かおうとしたところ、その姿に心を打たれたピカチュウはサトシの肩を踏み台に、雷にも劣らない

威力の特大電撃をオニスズメに放つ。

初めて、サトシのために放った電撃は見事オニスズメを退散させることに成功した。

この絶体絶命のピンチから出た行動によって、両者には深い友情が生まれたのであった。

この時、サトシとピカチュウは本当の出会いをすることとなった。

サトシとピカチュウ

「かるあ学習帳」サイトから画像引用

この友情がきっかけなのか、はたまた偶然が生んだ奇跡なのかはわからないが、この一人と一匹に頭上に幻のポケモン「ホウオウ」が現われ、「虹色の羽」を

落としていったのであった。この時、サトシはピカチュウと約束を交わす。「いつかアイツ(ホウオウ)に会いに行こうぜ」と。

3-4.マコト・ソウジとの出会い

その後、ジムリーダーに挑み、ジムバッチを手に入れたりと、順調に旅を続けるサトシとピカチュウ。

あるポケモンセンターで羽休めをしていたところ、あるトレーナーがエンテイと戦って、ぼこぼこにやられたシャワーズをポケモンセンターに連れて駆け込んできたのであった。

それを聞いたサトシは、早速エンテイを見つけに目撃情報のある森へ向かう。

すると、幸も不幸か、サトシの目の前にエンテイが現れた!

そこでは、偶然にも鉢合わせた、ポッチャマのトレーナーのマコトとルカリオのトレーナーのソウジというトレーナーに出会う。

サトシとマコトとソウジ

「映画.com」サイトから画像引用

初めてなので、連携が取れないながらも、三人でエンテイに立ち向かうのであったが、エンテイの圧倒的な力の差を見せつけられたうえに、逃げられてしまうのであった。

ひょんなことからマコトとポケモンバトルをすることになったサトシ。ポッチャマの流れ弾により、イワークを刺激してしまい、二人はイワークに襲われ、逃げることに。

サトシの勇敢な行動。そして、マコトの機転によって、見事イワークを鎮めることに成功する。

トラブルに見舞われたサトシ達は、雨をしのぐ為に宿を探すことに。そこで、雨のなか一人ぼっちのポケモン、ヒトカゲと出会う。

クロスと言うトレーナーによって捨てられたと本人から聞き、雨宿り先までヒトカゲを避難させようとしたところ、ある洞窟を見つけた二人は、再びソウジと出会った。

ポケモン博士を目指しているソウジは、医学の知識を持ち合わせていたため、ヒトカゲを治療することができ、見事に安静を取り戻すことができたのであった。

洞窟で雨宿りをしている3人は将来の夢や、エンテイやホウオウなどの伝説にまつわる話をソウジから聞くなどして、一夜を過ごしたのであったが、サトシの背後に不気味な影が…

ホウオウの伝説とは?

ホウオウは命を与えることができるポケモンと言われ、塔が落雷による大火事になった際に、死んだポケモンに命を吹き込み、その時にエンテイ・スイクン・ライコウが誕生したという伝説がある。

それ以外にも、ホウオウは気に入った人間に虹色の羽を渡すのだと。こんな言い伝えある。

「虹色の羽に導かれ、ホウオウに会うものが虹色の勇者となる」と。

サトシはホウオウに選ばれた人間なのか?

3-5.新しい仲間と決意を胸に冒険へ

一夜明けて、ヒトカゲはサトシに恩を感じ、仲間となったのであった。

雨宿りをしていた洞窟から出ると、そこには綺麗な虹がかかっていた。すると、サトシの持っている虹の羽が共鳴を始め、導きとなる光を放つ。

それは見たサトシ一行は、各々新たな決意をするのであった。

サトシはホウオウとバトルするために。マコトもホウオウに会うために。ソウジは虹色の勇者を見届けるために。

各々の決意を胸に、サトシ、マコト、ソウジは一緒に旅をすることとなったのだった。

3-6.悪しき心

冒険を道中でホウオウにまつわる伝説の本を見つけるのであった。そこに書かれていたのは、

「虹色の羽、悪しき心に触れる時、色を失う」

サトシの持つ虹色の羽はまだ色を失っていなかった

その後、ポケモンバトルをしていると、目の前にはヒトカゲを捨てたトレーナーのクロス出会った。

リベンジと言わんばかりに、道中で進化を遂げたリザードでバトルをすることに!

クロスのガオガエンとバトルをするも、進化したばかりのリザードでは歯が立たなかったのであった。

バトルの敗北し、屈辱を味わうこととなったサトシは、敗北を受け入れることができず、仲間達に行き場のない怒りをぶつけてしまう。

仲間達との輪を乱してしまい、逃げるように森の中に入っていくサトシ。

そんなことをしていくうちに、虹色の羽が色を失いかけてしまい、謎の影によって眠らされてしまうことに。

マーシャドー

「RENOTE」サイトから引用

その夢の中では、ピカチュウやポケモンがいない、ポケモンという存在自体が記憶にない世界というものであった。

夢の中ではあったが、サトシは一番の親友であるピカチュウを忘れたしまったことによって、とてつもない恐怖と罪悪感を感じ、自分の愚かさを痛感したのであった。

その後、みんなとも仲直りをしたサトシは、ソウジが幼い時に大切なポケモンを失ってしまった時のことを聞き、改めてポケモンを大事にしようと心に決めるのであった。

3-7.いざ、テンセイ山へ

サトシの持つ、虹色の羽がテンセイ山の頂上を指しており、目的地がすぐ近くまで来ているのがわかった。

山に入っていくと、ボンジイというホウオウを20年間探しているおじいさんに出会い、旅を共にすることとなった。

ボンジイ

「未ダ定マラズ」サイトから画像引用

その時に、ボンジイから謎の影「マーシャドー」の話を聞く。そのポケモンは

「影より導くもの虹の色が失われし時、すべてを閉ざし すべてを正す」と言われている幻のポケモンのだと…

そんな話をしていると、いよいよ目的の地まで到着した一行なのであった。

だが、そこで待ち受けていたのはクロスであった。影から現れたマーシャドーも、サトシとクロスの戦いの行く末をみんなで見届けることとなったのだ。

再度、リザードVSガオガエンの戦いが繰り広げられる中、リザードはリザードンへと進化を果たし、さらなる激闘を繰り広げる。

最後の「かえんほうしゃ」対決によって、サトシのリザードンが見事勝利をつかんだのであった!!

バトルに勝利し、虹色の岩へと向かうサトシ。すると、負けを受け入れられないクロスは驚きの行動に出る!

なんと、サトシから虹色の羽を奪い、ホウオウを呼ぶために虹色の岩へと羽をかざす!

しかし、クロスのかざした羽と岩が色を失い、それに共鳴するようにあたりも闇に包まれていく。

羽が、岩が、悪しき心を感じ、拒否をしてい!。

そんな光景に怒ったマーシャードーは、サトシたちに襲い掛かるのであった。

だがサトシたちは、色を取り戻すためにみんなでマーシャドーから羽を取り返す決意をする!

3-8.VSマーシャードー

マコト、ソウジ、クロスのサポートの元、マーシャドーのもとまでたどり着いたサトシとピカチュウはマーシャドーと戦うも、羽を取り返すことはおろか、マーシャドーの圧倒的な力の前にボロボロの状態にされてしまう。

マーシャドーによって操られた野生のポケモンたちに追い詰められたサトシとピカチュウ。

サトシはピカチュウと助けるためのアイデアとして、ピカチュウにモンスターボールに入るよう言うのだが、相も変わらず入ろうとしなかった。

サトシ:「ピカチュウ、なんで(ボールに)入ってくれないんだ」

ピカチュウ:「いつも…一緒に…いたいから」

ピカチュウ

「ポケットモンスターまとめサイト ぽけりん」より画像引用

なんと、ピカチュウがしゃべった!そして、モンスターボールに入りたがらない理由は、サトシといつも一緒にいたいというなんとも健気な理由だったのだ。

その後、操られたポケモン達からの総攻撃により、無理やりモンスターボールに入れられたピカチュウはなんともなかったのだが、サトシは消えてしまったのであった。

だが、ここでも再び奇跡が起きたのであった。一度消えたサトシがピカチュウとの友情によってなのか、感動の再開を果たすこととなったのだ。

そんなシーンに共鳴するように虹色の羽と岩が再び輝きを取り戻し、操られていたポケモンたちは我に返ったのであった。

サトシが再度、色を取り戻した羽を岩に再びかざしたところ、なんとホウオウが現れた!

ホウオウ

「IGN Japan」サイトから画像引用

ホウオウは傷ついたポケモンたちを癒し、一件落着したところで、サトシがホウオウに言った。

「ホウオウ!バトルしようぜ!!」

その後、サトシたちは、なんともすがすがしい顔でポケモンセンターへと戻ってくるのであった。

3-9.仲間たちとのお別れ

ホウオウに会いに行くという冒険を終えたサトシたちは、次なる目標と思いのために、それぞれの道を歩むこととなり、別れることとなった。

マコトはママに会いに家に帰り、ソウジはサンダー・ファイヤー・フリーザー伝説を追うため、クロスはさらに強くなり再びサトシに挑むために

ポケモントレーナーである限り、またどこかで会えると信じて、彼らは別れを告げるのであった。

4.まとめ

私なりのこの作品のメッセージ性というのは、当たり前にあるものは見過ごしがちだが、当たり前と思ってはいけないということなのだと思います。

私が特に感動したシーンは、ピカチュウがボールに入らない理由をしゃべったところです。

もちろん最初の理由は違ったのかもしれません。ただ、旅をしていくうちに理由が変わり、いつもサトシと一緒にいたい。となったのではないかと思います。

なんとも心を打たれるシーンで、私の一番好きなシーンです!

当たり前だから、当たり前ということではなく、感謝を忘れてはいけない。そんなことを改めて感じさせる良い作品です。

ピカチュウがしゃべった時は超びっくりしましたが、この一人と一匹の友情が度重なる奇跡を起こしたのは、最高のフィナーレではないかと思います!

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この記事の筆者

ペンネーム:かわの

showbuzzサイト運営者

得意ジャンル:アニメ

サトシが世界チャンピオンになったことをきっかけに

ポケモン熱が再発したアラサー男子です。

※本記事は、2023年9月に作成したものです。