1.『ワイルドスピード10』のヴィラン ダンテは最強のヴィラン
『ワイルドスピード10』でドミニクファミリーに立ちはだかるのは、ジェイソン・モモア演じるダンテ。
ダンテは『ワイルドスピード5/MEGAMAX』に登場した麻薬王レイエスの息子であった。
『ワイルドスピード5/MEGAMAX』は、レイエスと敵対していたドミニク達により、レイエスは隠し持っていた全ての財産を奪われ、戦いの末に命を落としている。
一方でダンテは、レイエスとドミニク達の抗争に加わるも、ドミニクの超絶ドライブテクニックによって、車ごと橋から落とされ、生死の境を彷徨う。
九死に一生を得たダンテは、父が蓄えてきた財産と父が帰らぬ人となったことを知り、ドミニクに天涯孤独の身となった自分と同じだけの苦しみをドミニクに与えてやろうと復讐を誓う。
2.冷酷無比がダンテの強さの理由
(C) Universal Pictures
ドミニクに復讐を誓った、ダンテはドミニクにとって大切なもの奪い苦しみを与えることで復讐を完遂させようとする。
ドミニクにとって大切なものは何よりもファミリー。これまで数多の苦難を乗り越えてきた仲間達を初め、妻のレティ、そしてリトルＢ（ブライアン）がいる。
ダンテはかつてドミニクの前に立ちはだかり、リトルＢの母親であるエレナを殺害した、サイファーに接触を図り、彼女の部下達の家族を人質にとることで、
サイファーの優秀な部下と技術を自分のものとしてしまう。
部下とサイファーの技術を得たダンテは、ドミニクファミリーの分断を謀り、”秘密調査機関”からの依頼と偽って、ローマン、テズ、ハン、ラムジーをローマにおびき寄せ、
罠を仕掛けて、仕組んだ爆弾で彼等とバチカンごと一掃しようとする。
結果、爆弾は合流したドミニク、レティの活躍があり、爆弾は不発に終わるが、ダンテの深謀遠慮（しんぼうえんりょ）によってドミニク達はテロリストとして国際指名手配犯になってしまう。
3.今作の協力者はMr,ノーバディの娘
(C) Universal Pictures
ドミニク達に何度も仕事を斡旋し、信頼関係を結んでいた”秘密調査機関”のMr,ノーバディは消息を絶ち、行方不明になっていた。
ローマの一件では、Mr,ノーバディの部下であったリトル・ノーバディがドミニクと協力し、ダンテの目論みを阻止しようと共に動いていたが、ダンテがリトル・ノーバディの
車に仕組んだ小型爆弾によって爆発に巻き込まれ、生死不明となる。
国際指名手配犯となったドミニク達は、リトル・ノーバディという後ろ盾を失ったことで孤立無援の状態となる。
“秘密調査機関”の現場での指揮はリトル・ノーバディに代わってエイムスがとることとなり、エイムスはドミニク達を快く思っておらず、彼等を捕える為に軍隊を差し向ける。
一方でドミニク達を擁護する声をあげたのが、Mr,ノーバディの娘を自称するテスだった。
テスはドミニク達に協力する為、”ゴットアイ”を盗み、”秘密調査機関”に身柄を確保されたレティを隔離施設から脱出できるよう手助けをし、一人身を隠すドミニクに接触するのだった。
4.心強い味方 ジェイコブ叔父さん
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“秘密調査機関”はドミニクの自宅にミアとリトルBを確保する為に軍隊を派遣する。
二人のピンチに駆けつけたのは、ドミニクの弟であるジェイコブ。彼は二人を救出し、ミアを逃がし、リトルBを狙うダンテから彼を守る為に、ドミニクと事前に打合せしていた
秘密のアジトへリトルBを届ける為に、車に二人で乗り込み、秘密のアジトへと向かう。
5.デッカード・ショウが再登場
(C) Universal Pictures
“ゴットアイ”すらもダンテの掌中に落ち、絶対絶命のピンチにあるドミニクファミリー達。
ドミニクと別れたローマン、テズ、ハン、ラムジーの四人は、はからずもロンドンへと向かうことに。
ダンテに対抗する為、車、武器が必要な彼等が訪れたのは、ハンの宿敵、デッカード・ショウの隠れ家だった。
ハンが自分に復讐しに来たものだと早合点したショウは、ハンに襲い掛かり、激しい殴り合いになる。
しかし、ショウの隠れ家に”秘密調査機関”の兵士達が現れ、二人は協力して、彼等を倒すことに。
ダンテにとって、ドミニクと協力関係にあったものは全て敵であり、ショウもその例外ではなかった。
状況を理解したショウは、憎まれ口を叩きながらもハン達と協力することを約束し、車や武器を提供することを承諾した。
しかし、ショウは自身の母親もダンテの標的の一人であることを知り、彼等を残して、一人隠れ家を後にする。
6.消えていく仲間
無事、アジトに辿り着いたジェイコブとリトルB。
だが、到着して間もなくダンテが世界中から雇った殺し屋達が二人に迫る。
車でアジトを脱け出した二人。そこにドミニクが合流する。
束の間の再会を喜んだ、ドミニクとジェイコブの兄弟。しかし、ジェイコブはドミニクとリトルBを逃がす為に、弾薬を積んだ車で追手の車に突撃し、爆発に巻き込まれる。
迫る追手達。そこに宿敵ダンテも加わり、激しいカーアクションを繰り広げる。
やがてダムの一角に追い詰められたドミニクとリトルB。
そこに一機の飛行機が上空からやってくる。飛行機に乗っているのは、二人を助ける為に現れたローマン達だった。
だが、それもローマン達をおびき寄せる罠であり、彼等の乗った飛行機はロケットランチャーによって撃墜されてしまう。
多くの仲間を失ったドミニク。ダンテは勝利を確信するが、ドミニクは諦めていなかった。
ドミニクは愛車ダッジチャージャーのエンジンを吹かし、ダムを車で降下する。
ダンテがダムに仕掛けた爆弾によって、崩壊するダムを車で駆け降り、無事に着水するも、ダンテはダム全体を崩落させるほどの強い威力のある爆弾を仕掛けていた。
ダンテは起爆装置を入れ、成す術なくリトルBを抱き寄せるドミニクを眺め、復讐が間もなく成就することを喜び、満面の笑みを浮かべるのだった。
7.ジゼルがカムバック
(C) Universal Pictures
レティが同じく”秘密調査機関”の隔離施設で軟禁されていたサイファーと共に、隔離施設から脱出すると、そこはまさかの南極大陸だった。
一刻も早くドミニクのもとに駆けつけたいレティであったが、自分が南極大陸にいることを知り、絶望する。
しかし、そんなレティ達の前に潜水艦が突如現れる。
そして、潜水艦のハッチが開き、姿を見せたのは死んだはずの・・・ジゼルだった！！
8.ラストシーンでホブスが登場
(C) Universal Pictures
ホブスのもとにある男から電話がかかってくる。
電話の主はダンテであり、ダンテは父のレイエスを殺した張本人がホブスであることから、彼を憎んでいた。
ダンテはドミニクと同じく、ホブスに復讐することを誓い、ホブスもまたダンテと戦うことを決意する。
おまけ… ブライアンは登場する？
(C) Universal Pictures
ファンからの期待は高まっていたものの、『ワイルドスピード10』ではブライアンは登場しませんでした。
しかし、ブライアン役の故ポール・ウォーカーが『ワイルドスピード』シリーズを10作目まで続けたいと生前語っていたこと。
そして、作中ではブライアン・オコナーはまで生存していることから、ブライアンがカムバックを果たす可能性は低くはないでしょう。
我々は二度とポール・ウォーカーが演じたブライアンの姿を拝むことはできませんが、彼のレガシーは今の『ワイルドスピード』の中に根付いており、
制作陣、キャスト陣を初め『ワイルドスピード』に関わった全ての人がポール・ウォーカーにリスペクトを抱いています。
シリーズ最終章でポール・ウォーカーから受け継いだレガシーをどのように体現するのか？今後の展開が楽しみです♪
まとめ
この記事では、『ワイルドスピード10/ファイヤーブースト』のネタバレを簡潔に紹介しました。
残念ながらブライアンの再登場は叶いませんでしたが、劇中のラストシーンでドウェイン・ジョンソン演じるホブスが登場するというサプライズが用意されていました。
また今作ではこれまでのシリーズを凌ぐ超絶カーアクションが盛りだくさんで、エンターテインメント作品として最高のクオリティーを誇っていました。
簡潔にネタバレは紹介しましたが、『ワイルドスピード10/ファイヤーブースト』の生の臨場感を是非とも劇場で味わってみてください♪
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この記事は2023年5月に作成したものです。
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